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2006年4月

2006/04/22

 モズ

 秋が瀬の桜草公園は、桜草祭りで大賑わいであったようであるが、バーダーにとってはどうやら受難の日のようである。大変な人出と車に恐れをなしてか子供の森も、ピクニックの森にも、ほとんど鳥は、姿を見せなかった。3週続けて見ることが出来たオオルリも、とうとう現れなかった。土日だけのバードウォチャーの立場を、つい嘆いてしまうが、まだアカハラやアオジがいるのを見つけた人や、早朝にはキビタキの声もしたと言うから、祭りのせいにする訳には、出来ないようだ。鳥の気配が薄くなったこの時期こそ、鳥見の巧拙が問われるのだろう。20060422_221837952_1

 今日、ポイントを唯一探り当てることが出来たモズと遊んでもらった。そのお礼に子育て中の営巣には近づかないようにした。

  モズは、森のギャングと言われたりするが、橙褐色の頭頂と黒い過眼線や鋭いくちばしは、小型ではあるが猛禽としての風格が感じられ、好きな鳥の一つである。黒地に白斑模様の羽(初列風切基部)と長い尾羽もスマートであり、小刻みに震わせ、地上の獲物を狙う姿は精悍で、美しい。 20060422_214007860

 モズでよく知られる変わった習性に、ほかの鳥の鳴き真似をする「ひろい込み」というのがあるが、ウグイス、ホオジロ、コジュケイをはじめ20数種類を優に越す観察例があるそうだ。ときには、「ワン」「ニャオン」や「オギャー」といったレパートリーもあるとのことであり、一度聞いてみたいものである。この「ひろい込み」は春先に恋人を呼ぶ時期と20060422_221608807_2秋口に縄張りを張る時期だけである。モズを漢字で「百舌」と著すのはもちろんこのためである。 鳴き真似をするのは、ほかの鳥をおびき寄せるため、ほかの鳥を縄張りから閉め出すため、鳴き声のレパートリーが多いほど同種個体の侵入を受けにくいから、メスはレパートリーの多いオスに惹かれやすいから・・・などいろいろな説がある。20060422_210956626

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2006/04/15

 オオルリ2と秋が瀬の花たち

Dsc_6543_edited   オオルリは、今日は森の中で梢から梢へと、自在に飛び交っていた。そのため重いカメラを担いでオオルリを追って上を見上げながら森の中を動き回されるはめとなった。これは、たまたま森の中の桜に止まったものを撮ったが、新緑に包まれた梢は見つけるのに骨を折らされた。 途中で、大勢のカメラマンと右往左往するのが、面倒になって止めてしまった。気がつけば足元に、野草や木々ががひっそりと花を咲かていた。 

(今日の秋が瀬で咲いていた花たち。*上から  クサイチゴ  アケビ  グ  ミ  シモクレン  ホトケノザ   ムラサキサギゴケ   ケマンソウ  ヒメオドリコソウ   カキドウシ  ノウルシ  )Dsc_6557_edited_1  _20060415_222201294       

 

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2006/04/09

 オオルリのお花見

20060409_190217021_3  秋が瀬に夏鳥のオオルリが早くも姿を見せた。オオルリは主に東アジアの温帯で繁殖し、日本でも夏鳥として渡来し丘陵や山地で繁殖するそうであるから、その渡りの途中であるようだ。それにしてもずいぶん早いお目見えのような気がする。秋が瀬での初見は例年いつ頃なのか知らないのだが、桜の花と一緒に見られるとは、思いもか けなかった。きっと、このオオルリも、お花見がしたかったのだろう。_2_dsc_6446_edited_1  桜の並木をゆうゆうと行きつ戻りつして、目の覚めるようなルリ色の青い背中や、真っ白な腹の美しさを桜と競うかのように見せてくれた。Dsc_6425_edited こんなに、サービス精神にあふれる若者であったが鳴き声だけはとうとう聞かせてくれなかった。オオルリは、ウグイス、コマドリと共に日本の3鳴鳥とされる。どうか、しばらくのあいだ秋が瀬に滞在して、自慢のノドでお嫁さんを呼んでみてくれないだろうか。 20060409_202912611 

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2006/04/08

 ハチジョウツグミ

20060408_210147645   今日は、午前中は車が使えなかったり天気予報では雨や雷も一部ではあるとのことであり、おまけにここにきて花粉症が現れたりで、家にこもっていようと思ったが、秋が瀬にハチジョウツグミが7年ぶりに入っているとの聞き捨てならぬ情報を得て2時過ぎに急遽、家を飛び出す。といっても車で15分程の距離でありフィルドの近さが有難い。  ピクニックの森を入った直ぐの池畔あたりと見当をつけて直行した。思ったとおり、ハチジョウツグミ狙いの4、5人のバーダーが三脚を立てていた。朝、枝に留まったが写真にならなかったとのこと。あきらめムードだったが、その中に加えさせていただくこととした。一時間ほど待ったとき、対岸の岸辺の草地に出てきた。紛れもなく、ハチジョウツグミが西日を受けながら枯葉の下の、虫やミミズを漁っていた。 頭は灰褐色で眉毛が白い。羽は黒褐色で胸にツグミと異なり黒班がなく赤褐色の斑点がある。亜種ツグミとの中間体もいるようであるが、これは正にハチジョウツグミであり、きれいな姿の個体だ。 (ミミズ?を採餌) 20060408_210731149

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2006/04/02

 アカゲラ(3・21撮影)

_dsc_6017_edited   今日は、都合が出来てバーダーを休んだ。そこで先日の八ヶ岳山麓の、アカゲラをブログすることとする。 実は、このとき妙な感情がおき、今も整理がつかないでいる。それは、清里から小淵沢まで野鳥を探して走り回って、白銀の八ヶ岳や南アルプスの雄大な光景を目の当たりにしているうちに、小さな鳥を撮る意欲が醒めていくのを感じたのだ。山や、風景写真の魅力がよみがえって来たのだ。そんなこともあって、往きと帰りの諏訪と山中湖のヒレンジャクをブログにしたが、八ヶ岳山麓での写真はブログに載せる気がしなかっのだ。Dsc_6027_editedDsc_6028

 アカゲラは、黒い背中に逆ハの字形の模様と、尾筒部の赤さが婚姻色で鮮やかだった。木の幹に縦にとまり、くちばしで幹を叩いて中にいる昆虫やその幼虫を食べるため、幹の周りを忙しなく動き回っていていた。 雌は、頭部の赤色がないので見分けが出来る。

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2006/04/01

 緋寒桜とヒヨドリのイナバウワー       

 桜の季節は、鳥ヤにとっても別れの時である。 桜の咲くこの時期になると、街のフィルドからは、しだいに冬鳥が姿を消し、淋しくなってくる。冬の渡り鳥達は、山に戻ったり遠い北国に帰って行くのである。 まもなく残っている留鳥と夏鳥を待つこととなるので、急かされるような思いで、今日もデジスコを担いでフィルドへ向かう。20060401_180832454_1                       

 お花見気分も味わいたくて、吉見の八丁湖へ。満開の桜が湖岸をかざっていた。ただ、多数のお花見の人はいたがバーダーは、いなかった。そのはずで、山を登ったり下ったりを繰り返してみたが殆ど野鳥の姿を目にすることが出来なかった。

 先に咲いて、ソメイヨシノと入れ替わるはずの、緋寒桜であるが、この緋寒桜は日陰のためか、花を付けていた。その花に誘われるように、ヒヨドリが飛んできて蜜を吸い始めた。いつもなら、どこにもいるヒヨドリを撮ることはないのだが、ほかに相手をしてくれる鳥がいないのでカメラを向けていた。そんな、こちらの思惑をよそにヒヨドリは懸命に花蜜を貪っていた。 その姿態は、いつもの荒々しさはなく、驚くほど柔軟で優美だった。あの、荒川 静香さんも顔負けするような、反身のイナバウワーを披露してくれた。 ときには、背中を反らせるだけでなく真っ逆さまになって見せてくれた。良くこれで下に落ちないものだと感心するポーズだ。_550_1_539                                   ところで、イナバウワーは、一方のヒザは曲げ、もう一方の足は後ろに引いて伸ばした姿勢で、両足のつま先を外側に大きく開いて横に滑る技だそうであり、荒川静香さんのはこの通常のイナバウワーに加えて上体を 後ろに反らせる「レイバック・イナバウワー」と呼ばれるものだそうである。氷上で、そんな演技を行うのであるから、ヒヨドリを荒川選手に見立てては申し訳ないが木上のヒヨドリの姿態も魅力的だった。 _546_1              

   

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