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2006年9月

2006/09/30

 ノビタキ

Dsc_10_4  秋が瀬・子供の森の裏の田んぼの土手斜面一帯にセイタカアワダチソウが黄色い花穂を立て、ノビタキの格好の棲息地となっている。森の方が不調だったので早々にこちらに足を運んだ。Dsc_0071_1       
 この時期のノビタキは、冬羽に変わっていて黒い頭のオスは見られずメスとほとんど変わらない羽色になっている。これは、繁殖期(5~7月)後に換羽があったためで、冬の間に褐色の部分がすりきれると、繁殖期の黒い頭に変化する。ノビタキといえば黒い頭じゃないと、という気がしないでもないが、秋の季節を知らせる姿でもあり、カメラを向けた。
 アワダチソウやススキの高いところに留まって、辺りをうかがいながら空中や地表の虫を巧みに飛びついては捕らえる。20060930_162857719_1 Dsc_0061_2 

 。                   20060930_183112688_1

 アキノノゲシが土手にしがみつくように一杯の花を咲かせていた                   .                                                     

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2006/09/23

 ヤマガラとエゴの木の実

Dsc_0037_1 20060923_220504313  

 秋が瀬子供の森に6時過ぎに入り2時間ほど歩きまわったが、何故か鳥の気配が感じられなかった。そこで先週の教訓もあったが、明日行くつもりにしていたエゴの実がなる公園に車を急がせた。
 ヤマガラが、つぎつぎに飛んできてはエゴの実を啄ばんでは山の方へ運んでいた。もう上の方の実は取りつくされていて、今は残された下半分の実がヤマガラの食材に供されていた。Dsc_0061              ヤマガラはカラ類のなかで唯一、カラフルで愛嬌者である。
 むしった実をそのまま咥えて持ち去ったり、その場で木の実を両足で押さえてクチバシで果肉を割って器用に実を摘み出す芸当を見せるものや、すぐそばの枯れ枝に隠すものなどそれぞれ個性があって楽しませてくれた。
 エゴの木は、白いつりがね型の花が垂れ下がって咲き、一度見たら忘れられない。実にはエゴサポニンが含まれ、えぐいことDsc_0062 から、その名があるがエゴサポニンは泡が出ることから石鹸の代用にされたこともあるそうだ。また、その木は堅いことから玩具や杖の材料とされる。
 私の育った東京・中野に江古田の地名があるが、この地名はエゴの林があったことに由来している。Dsc_0133 
白花の彼岸花をこの森のなかに見つけた。Dsc_0003Dsc_0153 Dsc_0004

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2006/09/18

 エゾビタキとコサメビタキ

Dsc_60_2  昨日に続き、秋が瀬・子供の森を歩きまわった。葉の茂る この時期の小鳥探しは難しく根気と経験が必要とされるが、どちらも自分には不足していることを感じるとともに反省させられた。 Dsc_0057                                                              きょう撮ることができたエゾビタキとコサメビタキは、なんとも地味で目立たないが、良く見ると渋い色合いが好ましく、これにサメビタキを加えて、地味なヒタキ科の御三家といったところか。それにしても同じヒタキ科のオオルリやキビタキのカラフルさに比べると、あまりにも質素で目立たないが、それも一つの生き抜く方法なのだろう。また、ルリビタキやジョウビタキは、ヒタキと付くがヒタキ科ではなく、ツグミ科に属している。
 エゾビタキは、春と秋に日本を通過する旅鳥であるが、一般に秋の方が観察するチャンスが多いと言われる。白い下面にある縦の斑と翼の一部の羽縁にある白線でコサメやサメビタキと区別できる。
 ミズキの実を好んで食べると言われるとおり、子供の森の外縁のミズキの木に、コサメビタキやシジュウカラと一緒に群れていた。
 大きくてくりっとした目のコサメビタキは、エゾやサメビタキの中では、一番小さく、白っぽい。胸から脇に不明瞭な縦斑があるが目立たない。
 コサメビタキの目がひときわ大きく見える秘密のひとつは、目のふちの肉質のリングが黒いことである。このアイシャドーが、目をひとまわり大きく見せることに貢献している。
 木の梢にとまり、空中を飛ぶ虫をフライングキャッチで捕食する名手である。
 かっては、東京近郊の雑木林で普通に繁殖していたが、今では地方でも都市部から姿を消し、出会いにくくなった鳥のひとつである。Dsc_0021_1 

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2006/09/16

 彼岸花と再びオナガ

 連休初日は、近づく台風をよそに朝から良い天気に恵まれた。そのうえ、秋が瀬の昨日の情報で、サンコウチョウが4・5羽も入ったとか、ツツドリの赤がいたとか聞き、勇んでマイフイルドにむかった。イレコンデ出かけるときに限って失敗をするのであるが、今日もまた、その轍を踏んでしまった。たしかに、オオルリもキビタキもエゾビタキも目にはしたが梢に邪魔され撮ることができず、サンコウチョウもなかなか現れず、期待が大きかっただけに我慢しきれずに、他のフイルドに移動してしまった。移動した後に、サンコウチョウが低い枝に出たと聞かされる。フイルドをハシゴして、いい結果になったことは少なく、一箇所でじっくり構える事が、鉄則であることを思い知らされた日だった。
 そんなことで、先週見つけたポイントで、最後に オナガを撮って慰めにした。Dsc_10_3
 オナガは、よく見かけるが、警戒心が強く、まともに撮ったことがなかった。カラスの仲間とはいえ、黒・灰・青の3色に尾の先が白でシックでスマートである。『四国では憧れの的である』と書かれているのを目にしたことがある。九州や四国には全く分布していない本州の北半分だけの鳥である。
 また、オナガはカッコウの仲間の托卵の対象にされたり、ヘルパーの習性が良く知られるところである。20060916_162043766
 20羽(10つがい)ほどのグループで一年中行動する、オナガが托卵されるのだから分からないものだ。最近では、托卵に気づき始めたオナガもいて、カッコウも托卵相手を変えているケースもあるそうだ。
 また、オナガの息子は、生まれた群れに残り、娘は出ていく。そして、つがい相手の見つからない息子は親の繁殖を手伝う。ヘルパーと呼ばれる習性もあって、興味深い。 だから、オナガはもっと鳥好きの仲間に大事に扱われても良いように思う。ただ、あのギャー、ギャーうるさい泣き声は、まった くいただけない。黙っていれば可愛いのに・・・の代表選手だ。                                                                                   
 森の中では、彼岸花が、秋の到来を告げていた。Img00002920060916_212830438      

       

                     

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2006/09/10

 ピラカワ

Dsc_9  どうやら困った時のカワちゃん頼みのパターンが定着した感になってしまった。
 ハスの花とカワセミの撮りあわせがハスカワと称されて讃えられることにならって、ピラカンサスの実のなる木に留まるカワセミをピラカワと誰からともなく言いだされ、この池畔が人気を博している。
 たしかに、今はピラカンサスの実はまだ青いが、これが真っ赤に色づいたとき、カワちゃんのオレンジの腹や、背のブルーの輝きとの対照は、見ものである。Dsc_44
 ピラカンサスの名は、ギリシャ語のPyro(炎)とAcantha(棘)を語源としていて、炎の棘の意味を持っている。その名のとおり、遠目にも枝に鋭い棘が出ているのが見え良く飛んできて棘を避Dsc_47_1けて留まれるものと感心する。その枝にようやくカワちゃんが納まってくれた。この池畔では、親子を含め縄張り争い中とのことで、池の真ん中の島にあるピラカンサスの木に位置を占める、ボスがまだ決まっていないそうだ。池には小魚がたくさん泳いでいて、カワセミの絶好の猟場であることだろう。池向かいの疎林では、オナガがギャアギャアと鳴きながら飛び交っていた。
 オナガは、関東ではどこにもいて余り見向きもされないが、西日本ではほとんど見ることがなく、希少な野鳥であると聞いたことがある。ちょうど、ミヤマホオジロと逆パターンか。また、オナガはカラスの仲間であるが、良く見るとスマートでなかなかきれいな鳥であり、関西の人たちが羨望するのも分かるような気がする。20060910_174710657 20060907_205246079                                     Dsc_0027_2

  

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2006/09/03

 高原に秋をたずねて

 9月に入って最初の週末を迎え、過ぎ行く夏を惜しむとともに、高原に一足早く秋を感じに行ってきました。高原に秋を知らせるヤナギランとマツムシソウの花が咲き消えると、高原は一気に秋の装いに変わる。ノビタキを期待していたのですが撮ることができず、花だけになりましたが季節を感じていただければ幸いです。
 夏の間も拙作のブログをご高覧くださった皆様に心からお礼申し上げます。夏枯れで更新を怠りそうになりましたが、何とか続けられましたのは、多くの方のアクセスとコメントやメールをいただきましたお陰です。ほんとうに有難うございました。Dsc_20_4               オヤマリンドウが水の消えた湿原のあちこちで背伸びをするように花茎を掲げていた。その、秋の空と競うような清涼な青色が足を止めさせた。Dsc_12
 マツムシソウ

 この草も、花の色や形の優しさは、高原の秋をあらわすのに、いかにもふさわしいような気がする。 この花から花名のマツムシを思い起こすのは難しいが、マツムシ20060903_181034188_2は、スズムシの古名であることから鈴虫の鳴く頃に咲くからとする説もあるが、それでは秋の花は多く、この花を特定することにならず、もう少し理由は深いところにあるようだ。その由来は下の写真の中央の 花後の姿からである。六部(巡礼)の持つリンリンと音を鳴らす松虫鉦と呼ばれるものに形が似ているからとする説に軍配が挙げられる。
                           
 Dsc_33     20060903_171924532 

    シモツケソウとウメバチソウ 

 

Dsc_0034Dsc_22_1

   ミヤマラッキョウとゴゼンタチバナ  

Dsc_0042

 ヤナギランとススキ

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