« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »

2008年6月

2008/06/28

北本「愛情物語」終章 巣立ち・アオゲラ、ツミ

20080628_184221671 アオゲラは、もう姿を見せなかった。巣立ちをしたのだ。用を果たした巣穴には親鳥も近寄ってくることもなかった。ほっとしたような、なんとなく淋しいような気分で、空になった巣を見ていたときに、散歩中の、ご婦人が「日曜日の午後に子供達は、飛ぶ練習もしないで穴から、すーと出てきて親の後をついていった。」と教えてくれた。ヘビやカラスに襲われることもなく無事に育ったことを喜びたい。20080628_165604078

20080628_165656000 ツミの雛達も、無事に巣立ちをしていた。もう親と見間違うほど大きくなって、巣から抜け出していた。まだ自分で獲物を捕ることができないのか、近くの木で親の運ぶ餌をまっていた。枝につかまる姿は、もう一人前である。先週に撮ったときは、白い綿毛が目立っていたが成長の早さにおどろかされる。20080628_184614500
20080628_170052750親は、近くの木で子らを見守るようにしていた。心なしか、細身になったような気がした。また、引き換えて人間社会での親ばなれ子離れのことや昨今の問題を考え合わせずにはいられなかった。20080628_170021437
  オナガの雛がツミの巣にカメラを向けているそばに落ちるようにして地面に降りたのを見ていた人が 危険なので、葉の上に乗せた。巣立ちをしたばかりのようだ。飛べないのかと心配したが、しばらく休んだあと親の声に誘われるように少しづつ高い枝に移っていった 20080628_213807265
20080628_184144906オナガの雛を始めて近くで見て雛のうちは、尾がほとんどないことを知った。
 オナガは、ツミの巣の近くで営巣することで知られている。ツミがカラスを寄せ付けないため、カラスの被害が避けられるからだそうである。ツミが何らかのわけで、営巣を止めてしまうと、たちまちオナガの巣がカラスに荒らされたとか、最近ではツミもカラスが多すぎて追いきれずオナガの巣がカラスの被害から守られることは少なくなったという実験結果も聞かれる。ただ、ここをはじめいくつかのツミの営巣地では、依然としてツミの力の傘を利用したオナガの習性を見ている。20080628_184047984




 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008/06/21

北本「愛情物語」5 アオゲラ、ツミ

20080622_091910093 アオゲラとツミの雛は、驚くほど大きく育っていた。
 前回(6/7)の時に巣からまだ姿は見えないものの、雛が孵っていると思われると断言したものの、いささか心配なままに、先週は戸隠へ、アカショウビンの探鳥に行ってしまったので、今日は2週間ぶりに北本の営巣地への訪問だった。
 アオゲラは、オス、メスの二羽が誕生したことが確認できた。 もう、親が来るのを待ちわびて穴から顔を出すようになっていた。20080622_090937578
20080621_195057046 親が1、2時間おきに餌を運んでいるようだった。親は餌を咥えてはいないが、口から喉にかけて膨らんでいるように見える。20080621_195117156  

20080621_195159312 巣は、暗い樹間のうえに雨が降りそうな天候で速いシャッターが切れずブレブレで分かり難いが、丁寧に口移しに餌を与えているようだった。20080622_094821546
20080622_095024187 ツミの雛は、もうこんなに大きく育っていた。5羽の子が誕生しているとのことである。育ち方に、ずいぶん差がある。一番大きなのは、もう綿毛のような産毛が取れ、しきりに羽ばたきのような格好をして立ち上がる。20080622_095145828

20080622_0957084215羽の子を育てる親の苦労がしのばれる気がする。子に餌を与えるとすぐに、また雛たちを残して飛び立ってゆく。獲物を探しに行くのだろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/06/20

戸隠 3・ソングポスト ミソサザイ 

20080618_220254328 小道に入った途端にこの子のさえずりが響いていた。ともかく小さな体が不似合いなほど大きな声だ。ミソっちは、横倒しになった大木の根っこに巣穴を構えていた。しかし、どうやらまだ、肝心の嫁さんを迎えるところまでいってない様子だ。メスはオスの作った巣穴の具合を確かめ気に入れば、奥に産卵のために内側の巣をオスに協力して作り始め、つがいが成立する。この子は、自分の縄張りを宣言したり、メスの呼び込みのため懸命にさえずっているのだろう。20080618_22052848420080619_195320328 20080618_212653109
 ミソサザイは、日本最小の鳥の一つであり、全長10センチ、体重9グラムとのことだから一円玉10個分よりも軽い。繁殖期には、その体で一日中、鳴き続けるというが、この小さな体のどこからそんな エネルギーが出てくるのか感心する20080618_223033812
さえずる場所は決まっていて ここも、そのソングポストの一つのようだ。
  さえずらない時は、じっとしていることが少なかった。だから、ミソっちといえば大口を開けた写真ばかりなので、口をきりっと結んだところを狙ったが、この方が難しいくらいだった。20080619_195253484
20080619_200030187


 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008/06/16

戸隠 2・レッズ アカショウビン、アカハラ、アカゲラ

20080616_221648031 遠征二日目は、小さな湿原傍の木道に定め、アカショウビンの出現を待つこととした。昨日3時まで待ってかなわなかったが、今日こそはと念じて5時半にスタンバイした。
 なんと、その30分ぐらい後に感激の時を迎えることが出来た。奥で鳴き声が聞こえたと思ったらすぐに目の前の木にとまった。20080616_210513343
20080616_210655953  昨日、杉林で見たものより、全体的に赤みが濃く別個体のような感じがする。昨日は魚を咥えて近くの木に留まったということなので、引き続いてまった。しかし、この後は多くの人が集まったり、湿原に架かる橋の上に人が立ったりしたためか、反対側の森にいたけれども、近くには寄ってきてくれなかった。それでも、遠い木立で、オスメスの給餌 や交尾をする姿を双眼鏡で望むことが出来たのだから、満足した。20080616_210726421
20080616_221328734ともかくアカショウビンの思いから、他には何も昨日から撮っていなかったことに気がついた。そこで、クリーンソウがあちこちに咲く園内を歩くこととした。すぐにアカハラが出迎えてくれた。冬の間、平地の公園に姿を見せていたアカハラが山に戻ってきていたのだ。その節は、有難うございました、との気持ちでシャッターを押した。20080616_22152245320080616_221559984
20080616_221503109_4アカゲラが、忙しそうに子育てをしている様子が、なん箇所もで見られた。
 オオアカゲラを何回も目撃したが撮ることができなかった。
 アカショウビン、アカハラ、アカゲラとアカ尽くしとなった。20080616_221427125_4





 
   

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008/06/15

戸隠 1・炎の鳥 アカショウビン

20080615_234303734 真夜中の上信越道をひた走る。フロントガラス越しにこうこうと照る半月が見える。天気は間違いなさそうだ。ちょうど一年前に聞いたアカショウビンの鳴き声が 急に聴きたくなってハンドルを握った。久しぶりの14・15日の一泊二日の遠征だ。
 5時に到着。参道で、いきなり「ヤア一年ぶりだね」 と声をかけられる。先週はここに出たとのこと。しばらく待つがきそうもない気がして、横道に入る。小さな湿地と流れがあるポイントに三脚を据える。一時間ほどした時、キョロロ、キョロロロロ待望の鳴き声が深い森の中から聞こえた。ずいぶん遠いけれど、姿も見ることが出来た。なんとか2,3枚シャッターを切ったが直ぐに飛んでしまった。巣穴の方だの声に、一年ぶりにアカショウビンを見た喜びをかみしめる間もなく、木道を下る。20080616_005323078

20080616_005353281 巣穴のある杉近くの木立の枝にアカショウビンが後姿を見せている。太くて朱色の口ばしと小さな丸い目、褐色味を帯びた赤色の体が、ファインダーの中に納まっている。20080616_005411875 20080616_005546562

少しずつ、枝をつたうようにして、巣穴のある木へ向かっていく。近くにメスも来ている。カメラ位置からは木立の影で、巣穴は見えなかったが、10分ほどした時、巣穴に入ったようだった。
 そのご、最初のポイントに戻り3時頃まで、待ち続けたが、再会は叶 なわず、一日目は終わった。20080615_23323410920080616_005441031  20080616_005522875

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008/06/12

北本「愛情物語」4 ツミの水浴び 

20080612_221509031 北本のアオゲラも、ツミも雛が誕生している模様だった。
 アオゲラは、オスメスの交代時間が一時間ほどに狭まっている。7時半頃の交代時には、小さな餌を咥えていたとか、5分ぐらいして出てきた時に糞を外に出したなどと言う人もいた。その時に居合わせたが、そこまで確認出来なかったが、抱卵期間を過ぎている模様であり、巣穴を放棄しないで出入りを継続していることから中に雛がいることは間違いないものと思われる。アオゲラの写真は、いつもと変わらないので、早々にツミの営巣地に急いだ。20080612_232058609
ツミは、先週辺りからそれまでの行動パターンを変えていたが、今日はさらにオスとメスの餌の引渡しを目に留まるところではやらなくなった。また、今までと異なり、オスとメスが交互に巣に入ったり、同時に巣にいることもあった。ツミのオスは抱卵しないといわれることから、巣の中にはすでに雛がいるように思われる。
 写真は撮れそうもないと思っていた時に目の前のほんのわずかな水溜りに降りてきてゆうゆうと水浴びを始めた。2時過ぎのことである。朝から待っていた甲斐があった。20080608_161740781
20080612_231747578

20080612_221858734
20080612_221958109水浴びは、単に水を飲むためではなく羽についた汚れや小虫を落としたりすることなど野鳥にとって大切な行動である。ことに猛禽類は、虫がつきやすく必要不可欠のことだ。20080612_222038000
20080612_222136718





| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008/06/01

北本「愛情物語」3 アオゲラ、ツミ

20080601_203701968_2 今週も結果的には北本のアオゲラと、ツミのもとに。実は、どちらも雛の誕生は来週あたりと思い、今日はプチ遠征を考えていたのだが、昨日は雨で降り込められてしまったので本を読んで過ごしたが、そのためつい夜更かしをしてしまい、目を覚ましたのが7時前だった。やむなく遠征を取り止めた。
 雨上がりの森は一段と緑を深くし伸びていた。アオゲラの住まいが手前の枝で見えずらくなってしまった。それでも、8時半過ぎには、メスがオスと交代する姿を見ることが出来た。この一週間は、雨の日が多く心配だったが、無事抱卵を続けているようなので、安心した。傍をコゲラが雛をつれて飛び交っていた。 20080601_203730984_2
20080601_203755078
20080601_183947890_2  今日は、ツミの行動パターンがこれまでと異なっていた。7時半頃に、メスへの餌の引渡しが行われてしまったと、9時に着いた時に教わった。これまでだと10時過ぎだったので、次までには時間がありそうに思い、車に椅子を取りに戻っている間に、2度目の引き渡しがされ、メスが餌の小鳥をすでに受け取り、オスの姿はなかった。20080601_184102718
いつもなら、メスはオスから引き取った餌を直ぐに巣へ運んでしまうのだが、その場で食べ始めた。メスの瞳の金色と腹の縞模様がオスよりも精悍な感じを与える。 20080601_203918453
 その後も、とまる木が違っていたり、食餌が先週までと比べると断然多かったりと、先週までの行動パターンとの違いがみられた。そのため、居合わせた人達と雛が孵化したのではないかとか、孵化が近いのでは、とかいろいろと憶測しあった。

20080601_204014953_2

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »