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2008年7月

2008/07/26

飛ぶ木漏れ日 キビタキ 

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タイトルの 飛ぶ木漏れ日キビタキ は、松田道生著「日光市の野鳥ーキビタキー」の中から拝借した。その名文の一節を紹介したい。
 『新緑の葉陰をよぎる小鳥の影。木漏れ日の中に姿がとけ込んでいます。それもそのはず、黄色い喉から腹と背中の黒に翼の白い斑点。まるで飛ぶ木漏れ日のような姿をしたキビタキです。黒と黄色の粋な配色。色にうるさいデザイナーが図鑑を見て「自然にはかなわない」と唸りました。』 『その光が、輝くような声で囀ってくれるのですから、野鳥ってなんて素晴らしい生き物なのでしょう。・・・森の中ではこの美しい体の色が、木漏れ日のもとで保護色となっているかも知れません』 キビタキをこれほどまでに見事に著した名文を他に知らない。
 前置きが長過ぎてしまったが、高原の帰り、中央道を途中下車して、あの泉へ立ち寄った。クロツグミに会えそうな妙な予感がしたためだった。

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20080726_094343453_2 午後の水場は、コガラやオオルリの若、キビタキ♀、ヤマガラなどが主なところであり写欲がそそられず周りのシャッター音を聞いていた。キビタキ♂が2時過ぎに2度ほど姿をみせ水浴びをしていったのを機会に朝から来ていた大半の人が引き上げた。5時になると、見上げる空はまだ十分に明るいが、木々の葉に被われ木漏れ日が頼りの谷間の泉は、薄暗くなりクロツグミを待つ2人だけとなった。

20080726_092706906_2 その頃になって、クロツグミの鳴き声を何度か近くで聞くが姿を見せなかった。 そのかわり、キビタキが目の前の木々の枝で遊び始めた。撮り放題の状況の中で日が暮れていく。シャッタースピードを気にしながら、被写体が近すぎるのでカメラを2歩3歩さげて撮った。だからすべて、ノートリミングである。あと30分、待ってみると言う人に別れを告げ6時に退却した。

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2008/07/23

高原で ノビタキ、ホオアカ

20080723_111305484 清涼な空気とそして花と小鳥の姿を求めて早めの夏休みを取って高原へ。21日一泊の小遠征は、爽やかな風と花には恵まれたが肝心の小鳥さんは、期待通りとはいかなかった。
 それでも、ウグイスの鳴き声を一日中聞きながら湿原を歩き、ノビタキ、ホオアカなどを撮った後、ペンションにチェックインした3時から夕暮れまでと、翌朝、湿原を目の前にするベランダで、コーヒーカップをかたわらに、ひたすらボンヤリし、最高の気分だった。

 ノビタキ(♂)の黒い夏羽は、ボロッチク見えるが、褐色の冬羽がすり切れて現れるとのことである。

 

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 頬の赤い斑が良く目立ち、まさに紅顔の美少年と言ったところだった。そして、梢のてっぺんで、さえずる姿が高原のあちこちで見られた。20080723_131210171

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 この子は、まだ幼鳥のようであるが、ノビタキと一緒に行動することが多いのでノビタキの雛と思ったり、背中の模様からホオアカとか、眉斑がないが、コヨシキリの幼鳥かと思ったりするが、お手上げ状態。どなたか、ぜひとも名をご教授ください。名がわからないがカラマツソウにとまる姿が絵になっていた。
  (補足:アップ後、図鑑等を調べた結果ノビタキの幼鳥と判明。ペンション付近に沢山いて人に対する警戒心もまだ少なく近くに寄っても逃げようとしないノビタ君でした。お騒がせしました。胸のつかえが降りたので写真も一枚追加)

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 ゼンテイカは、この時期の高原の花の代表格であるが、なぜかニッコウキスゲの別称でしか呼ばれない。
 ほかに、同じキスゲの仲間のユウスゲ、ノアザミ、ハクサンフウロなど沢山の花が湿原を彩っていた。

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2008/07/19

テーラー・バード ひまわりセッカ

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 セッカが高らかに梅雨明けを宣言しているようだった。
 このところ朝のうちはカワセミと遊びと言うか遊ばれ、そのあと別のポイントに向かうパターンが鳥撮りの定番となった。今日は、どうしても セッカとヒマワリ の花がらみを撮りたくて、カワセミを早々に切り上げて、移動を急いだ。実は、去年サンコウチョウにいれあげてタイミングを失してしまい、ヒマワリの花が終わってしまい撮れなかったのである。だから、このタイミングを一年のあいだ待っていた。

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 狙っていたポイントは、ヒマワリはちょうど良い咲き加減であったが、カメラマンは誰一人としていず、強烈な日差しだけが花を照りつけていた。鳥の気配もなかった。日陰がひとつもない畑の畦で一時間ほど暑さに耐えながら過ごしていた時に、上空でチャカチャカチャカと鳴き声を聞いた。さえずりながら急降下したと思うと、ヒッヒッヒッと鳴きながら上昇してしまう。何度も、気をもまされたが、ようやく近くへ降りてくれた。

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どうやら、これから巣を作るようだ。セッカのオスはチガヤなどのイネ科の植物の中に葉を寄せて、草の葉と蜘蛛の糸で洋梨のような外巣を編み上げてメスを待つ。メスが気に入ればオスを受け入れて内巣を整えて繁殖に入る。繁殖期、オスは次々に巣を作り、その数は20個を超えることもあるそうだ。そこから、セッカの英名は「Tailor Bird」とされている。

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2008/07/12

雛、その後  ツミ

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  巣立ちをしたあのツミの子達の、その後の様子が知りたくて、岩槻から北本へ。雛は、もはや小さいながらもタカとしての風格をそなえ、この森の王者として君臨していた。獲物をハンティングする技術も身につけ,旺盛な食欲を満たしていた。その一方で、ときおりみられる幼さを感じさせる様子が、食餌シーンと対照的でもあり、撮る者の勝手な気持ちだが、なごまされるような気がした。20080713_123748484

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カメラを向けたときに、ちょうどVサインでもするように足を上げた。また、木を歩いて登る姿も見せてくれた。大人のツミでは、つたい歩きするようなことは見たことがなかったので、珍しく可愛いく感じた。
 ただ獲物にカブリツク姿は、そんな人間の勝手な感想をはねつけるような厳しさを見せつけられた。
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食欲が満たされて満足したのか二羽が並んで座り込んだ。
 野生の生き物の生存競争の厳しさと同時に決して無用な殺生をおかさない野生の摂理を痛感させられた。

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2008/07/05

半夏生 アオバズク、カワセミ

20080705_223712828 アオバズクを訪ねた公園の草地でハンゲショウの群生に出会った。今年の半夏生(はんげしょう)は、2日だった。以前、棚田を撮っている時分に『今日は、半夏生だから農作業は休みだ。良かったら蛸飯をどうだ』と言われ、ご相伴にあずかったことがあった。聞けば、田植えを終え早苗の成長を待つこの時期に、農作業を休み蛸を食べて、蛸の足のようにイネが沢山の根を張るようにとか、蛸の吸盤のようにしっかりと根付くことを、祈る慣わしとのことだった。20080705_223625703
20080706_173116625 アオバズクは、大きなヤナギの洞に巣を作っていた。すでに雛が孵り、親のオスとメスは巣の上の枝でじっと子供を守るようにしていた。夜行性のアオバズクは採餌を夕暮れにするため、ほとんど動くことがなかった。
 雛が、洞の中から白い産毛に包まれた顔を少しだけ見せることがあった。二羽の雛が確認できた。20080705_230612453
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20080705_223412859アオバズクが棲む木の下の池では、睡蓮があでやかな花を咲かせていた。20080705_223452625

20080705_223533515池の手前の水路では、カワセミが飛来して楽しませてくれた。木々が新緑から力強い深い緑に変わるなかで、カワセミの色合いは際立って見えた。飛行するカワセミにチャレンジしてみたがスピードについていけず 、ピンが甘くなってしまったが、あまりの暑さにまた別の日に再チャレンジすることにして早々に退散した。20080707_201326234
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