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2008年8月

2008/08/30

雨の合間に カワセミ

20080830_193641796  8時過ぎに、雨が止んでいて天候が回復しそうな気配に、あわてて出かけた。着いた時には顔なじみの常連はほとんど揃っていたり、もう帰る人から声をかけられたりした。
 朝早くから来ていた人の話でも、こんなに出が悪いのは最近にないと言う状況だった。それでも、二羽の雛と、親がときおり姿をみせた。もう、親は子らに給餌することはなく、それぞれが争うこともなく別行動をとっているようだった。雛たちも、すっかりたくましくなって餌の獲物を捕っていた。20080830_193701125
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20080830_210421359_3 この子は、この枯れ枝がお好みとみえて、ここから直ぐ下へ飛び込んでは、獲物を捕るが、どうもたいしたものは捕れていないようだ。これは、ヤゴのようだが、葉っぱをくわえてきたりすることもあり、餌の捕獲の練習中なのだろうか。20080830_193944812
20080830_194003312_2 思うような写真が撮れないうちに、ポツポツと雨が落ちだしたので撤収した。明日も雨のようなので、ピン甘の写真ばかりだが、アップ。明日は、傘をさしてでもと、思いながら土砂降りになった雨の中を帰路に着いた。20080830_193857765 

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2008/08/23

給餌2・小さな石の上で カワセミ

20080823_201357281  親と変わらぬほど体が大きくなった雛は、旺盛な食欲をみせる。自分が捕れる獲物だけでは足りないのか、親から給餌をしきりに受けていた。
 そして、今日は二羽が乗るのがやっとぐらいの、この小さな石の上がお気に入りのようで、なんどかここで給餌をみせてくれた。 20080823_203842171
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20080823_224419484_2 親は獲物を捕ると、羽を少しひろげるようにしたり、鳴き声をあげて、雛を呼び餌をあたえる。朝のうちは30分から40分ぐらいの間隔で給餌していた。なぜかここでは、ほとんどメスは姿を見せず、オス親がもっぱら行っていて、その苦労が身につまされるような気がした。20080823_204119171
20080823_204146187  この子は、お腹が膨らんだ後も、親のそばを離れず甘えん坊のようだ。ただ生後15日前後で、親は子を追い払いひとり立ちさせるそうであるから、この子は、もう間もなくそのときを迎えるのだろう。20080823_204255312

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20080823_204532187 こんな親子の姿を撮れるのも今年は最後になるように思い、半袖でいるのが寒いような天候と、ときおり小雨に見舞われるが、ファインダーをのぞき続けた。 20080823_204453453

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給餌 1・大きな岩の上で カワセミ

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 この子は、3番子とのことである。
 通常、カワセミの繁殖期は、2~5月であるが、最近では1年で2度繁殖することが増えていて、その場合は9月までのことがあるそうだ。
 誕生後、15日前後でしっかり獲物が捕れるようになると、親鳥はなわばりから雛を追い払うようになり、独り立ちする。この子が、甘えん坊なのか、親が過保護なのか、自分で獲物を捕れるようになっても、まだ親から給餌を受けていた。

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 親は、この子の特訓中なのか獲物をすぐに渡そうとしなかった。石に打ち付けるところを見せたり、自分で親の口元に取りにくるまで獲物を与えようとしないようだった。

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20080823_185814187_3 ようやく親から獲物をえたとき別の一羽が岩の上に現れた。甘えん坊もこのときは、りりしく威嚇するような 様子がみられた。20080823_171459078
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親は、なぜか場所を空けるようにこの子を飛び越した。これも訓練と言わんばかりに、離れてそしらぬ様子をしているようだった。20080823_171610750

 


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2008/08/16

神の使者 3 ライチョウと山の花

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  うだるような暑さしのぎに先週遠征した山のライチョウや雪と花を思い浮かべている。
 山頂は、最高気温が18℃、最低が5℃だった。雪渓が残り、山小屋では夕食の食堂にストーブが焚かれていた。

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 ライチョウが不憫でならなかった。両脚ににつけられた足環のことである。ライチョウに出会えた喜びも吹き飛んでしまいそうだった。
 どんな機関がなんの目的でつけたのだろうか。確かにライチョウは特別天然記念物であり調査や研究が必要であるにしてもだ。重要文化財に標識を打ち付けるだろうか。
 決して写真にならないことで文句を言ってるのではない。言いたいのは、両足につけられた太い二つの環には目的のためには手段を選ばぬ無神経さと、愛情のひとかけらも感じられないことである。ここで、バンディングの功罪を述べる積もりはないが、生育域が限られているライチョウにバンディングが果たして必要なのだろうか。どうしても必要なものであれば最小限(片足、一つ)にし、古いものは外す工夫をすべきではないか。
 氷河期から生き延びてきた種の尊厳に、もっと敬意をはらうべきだと、思うのは間違っているのだろうか。

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 ライチョウや高山の花が語る言葉を知りたいと思いながらシャッターを押した。

上から、
 コマクサ、ウサギギク、クロユリ、ハクサンイチゲ、アオノツガザクラ、コイワカガミ、チシマギキョウ、イワツメクサ、ヨツバシオガマ

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2008/08/09

神の使者 2 ライチョウ親子

20080809_114505609_7 ハイマツ帯から出てきた子供らを見守る親の心配をよそにヒナ達は元気に辺りを歩きまわる。手の届きそうなところまで平気で近付いてくるヒナもいて、こちらが下がるほどだった。
 親も人に対してさほど警戒する様子もない。しかし、上空に鳥影を見つけると鳴き声を発してハイマツの中へ子らを導いていた。

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人を恐れる様子を見せないのはニホンライチョウだけのことであり、外国のライチョウは人を見ると飛んで逃げるとのことである。これは、日本では古来から高山帯は神の領域とする山岳信仰があり、その最奥に棲むライチョウは神の使いとして崇められてきた、日本文化の賜である。

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 子供らがばらばらになって離れてしまうと、鳴き声を親があげて子らを集めていた。一羽がまだ戻っていないのを心配げに立ち上がって辺りをうかがっていた。岩を昇るのに手間どっていた子もじきに戻ってきた。安心したように再び屈んで啄ばみをはじめた。
 この子達が一羽でも多く、ワシやタカの被害から逃れ、さらに厳しい冬を乗り越えられるよう祈るような思いがした。10月末にはこの地を雪が被いはじめる。
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神の使者 1 ライチョウ

20080808_215012890_620080808_214900250_4  ライチョウは、氷河期が去った後に本州中央部の高山帯に取り残された遺存種である。「生きた化石」ニホンライチョウの現在の生息数は、3000羽以下と推測されている。
 日本名で「雷鳥」と書くのは、雷よけ火災除けの鳥との信仰からとも、天敵から身を護るために、霧や雷雨で視界の良くない時に出てくるからとも言われている。「山は神々が鎮座する霊山」といった古代山岳信仰は、霊山にすむライチョウを「神の使者」、「神の鳥」としていた。20080809_101105843_2 20080808_214944937_2                                               ライチョウに対する思いは、複雑である。それは、青春時代から続けてきた登山の思い出といくつも重なり合っているからである。夏山の稜線で、春の残雪の山で、厳冬の山頂での出会いなどさまざまである。
 また、過って畦地梅太郎の木版画に傾倒し多少なりとも収集したのも、鳥と題して描かれたライチョウの魅力によるものだった。
 あのズングリとした体形と無垢な目に虜にされたのだ。鳥撮りをはじめ、山を離れた今、再びライチョウに遭遇し、どんな思いにかられるか、少し心配だった。それでも、ライチョウに会いたいとの気持ちがにわかにおき、山に向かった。20080809_101344812_2
20080808_215153078_3   7日、人出がいくらかでも少ないと思われる平日を選んだが、それでも大勢の人たちが山頂を目指して通り過ぎ、なによりも誤算だったのは、地元の中学生の集団登山と重なり、大賑わいだった。これでは、ライチョウがハイマツ帯から姿を現すはずがなかった。それでも諦めきれず、5時間ほど待っていた。小屋の人の話では、2組のつがいがいて、ヒナをつれたライチョウの親子が見られるとのことだった。3時になっても、人の流れもおとろえず密かに頼みにしていたガスもかからなかった。やむなくそこを退却した。20080808_215100375_3
 ようやく朝から雲ひとつなく晴れていた山にガスがかかりはじめたので、明日登るつもりでいた別のポイントに急いだ。この峰には一人の登山者もいなかった。そして、頂上でライチョウの親子が待っていてくれた。親も子も全く、こちらを気にするふうもなく、草の葉や実を啄ばんだりしていた。なんと、一時間ほども、たった一人でライチョウとともに、お花畑で過ごす夢のような ことが出来た。20080809_101258390_2
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2008/08/02

採餌2・ザリガニ  カワセミ

20080801_115131015  カワセミの採餌は、いつもその巧みさに感心するばかりだ。
 このときも岩から直ぐ下の水面に飛びこみ次の瞬間には、ザリガニを咥えて戻ってきた。浅い水路とはいえ、水中のザリガニを岩の上から、いったいどうやって見つけるのだろうか。その目と技に驚嘆する。

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20080801_115535390  ザリガニを頭の方から尻尾に咥え直し 、岩に打ち付けてから顔をのけぞらせるようにして呑み込んだ。
 残念ながら捕獲の一瞬は撮り損ねたがその後の様子をなんとか撮ることが出来た。20080801_123115328
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2008/08/01

採餌・ウシガエルのオタマ  カワセミ

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 岩の上で下をのぞきこむように姿勢を低くした瞬間、水面目指して出撃。まだ腹部に黒味が残る若である。捕獲に失敗して空身で元の位置に戻ってきた。
カワセミの捕獲成功率はどのくらいになるのか興味が湧き調べたところ、『枝などから直接ねらうときには、個体差がありますが、捕獲の成功確率は70%以上でしょう。』 との記述をようやくBIRDER誌の別冊「カワセミ」に見つけることが出来た。

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2度目の飛び込みで、捕獲に成功した。咥えてあがってきたものが魚にしては変な形だと思ったら、なんとナマズのように大きなオタマジャクシだった。
(こんな大きいオタマジャクシがいるとは知らずナマズだろうと早合点してしまった。ウシガエルのオタマは、びっくりするほどの大きさだとのこと。 ご忠告やコメントをくださった皆さんに感謝します。この部分訂正8/2)
 巨大なオタマジャクシは尾を振って水を跳ね懸命に逃れようとしている。先日、水路の水を抜き清掃が行われたばかりであり、魚が少ないのかカワセミは落ち着きがなかった。今日は休みだったが10時までには戻らなくてはならず、このワンチャンスで引き上げた。

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 大きな獲物に、大口を空けて咥えたものの、さすがにカワセミの若もその扱いに閉口しているようだった。そして何度目かの咥えなおしのとき、獲物を逃してしまった。

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